香りを贈る 端午の薬玉(くすだま)

ご存じ端午の節供は男の子のおまつり
さらには、全ての方の無病息災を祈る季節の風習でもあります

薬のない時代、あっても高価だった時代、直近では平安時代には香りが薬(=邪をはらうこと)として身近にありました
正倉院の薬事帳にも載っています、白檀(サンダルウッド)、丁子(クローブ)、沈香(アガー)他たくさんの薬草や心材、、

5~7月って昔も同じ梅雨、この時期は物も傷むし体調も崩す、これらを邪とみなし香りで追い払う、無病息災を願う香りの玉、薬玉(現在のくす玉はここからきています)を贈りあう風習があります
このくす玉作りの風習が昨今、見直されるようになっています

5月ワークショップ薬玉作り  

我が家も健康を願い、菖蒲の葉と共に柱にくす玉を下げました
玉の中の香りは、古来の香りにのっとって5種の香りをアロマ精油で
これがなかなかよい香り、どぎついかと思いきやスパイス系のオリエンタルな異国の香りがします
邪をはらいのけるちからを感じます
男の子の節供にちなみ、紐もしっかり結び
兜を添えて

それから、お年の離れたお友達の皆さんや、わんちゃんたちにもくす玉を贈りました
玉の中の香りには、嗅覚や体調を考えて精油は使わず
代わりに体によい昔からのショウガ湯、くず湯をいれました
香りであり薬効成分ばっちり
写真を撮り忘れてしまった😭 
( ちいさなくす玉、和紙の花と、赤い紐で可愛かったのになぁ )

皆の健康と安寧を願って



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