大切なご先祖様、ご親族のみなさんがそれぞれの家に里帰りをなさいます。
山の彼方から、海の彼方から、もどられます。御霊は天と地の中間の中空にいるといわれます。昔は中空を水の表面ととらえていました。ですからお盆に供える敷物の真菰(まこも)は水辺に生えている植物から編まれています。
今年の我が家の室礼は、山の彼方から戻られる室礼です。
客間には五行の供物と菩提樹のお数珠、胡麻と散華もそえて、馬と牛に乗ってお帰りです。
沙羅の木の下に教室で編む予定の籠に庭で摘んだ花を入れて。
水の子とお酒は、コロナや災害でお亡くなりになられた、又、お世話になられた方々のために。