端午の節供というと何を思い出されますか?
私は、柏餅!!よもぎ餅!!粽ではなくて餅の思い出が強いです
食い気優先でございます。
私の育った地域では、菱餅よりもよもぎ餅が主流です。
直会もよもぎ餅や春の山菜おこわなどを作ります
菱餅の三色、よもぎの意味、柏餅の意味、すべて陰陽五行説にあてはまります

端午は中国の行事と日本の祓い信仰からきています
なぜ兜なのか
なぜ菖蒲やてっせん、よもぎ、柏、粽が知られるようになったのか
この季節の花や樹木すべて意味がありますが、
長くなってしまうので柏餅と今年アロマ精油で行った薬玉について書きます

柏餅、柏の葉に包まれた白や草色の餅
これは母の心を表しています
柏の葉の形を手、二つに折りたたまれて餅が包まれています
母の手に包まれています

柏の木は親葉が枯れても冬の間おちずに新芽を守るようについていることから、親が子の無事を見届けられるよう願う気持ちを表します。見届けてから葉が落ちます。自然の理は尊いです。5月5日の祝い一品、必ず子供達へ食べて頂きたいです。

あろまワークショップとして、端午の薬玉をつくりました
みどりのある暮らし、香りのある暮らし、がライフワークならば、日本のよさを室礼という手段でお伝えするのもライフワークと思っています
今年はくす玉の玉の中に入れる香りにアロマ精油を使いました
薬が発達していない昔は、日本の祓いの信仰とともに、祓うことが病気にならないとされていました
季節の植物を使った香りというのは、日常に多く取り入れられ、自分を飾るものとしての他に神聖な意味としても用いられていました
湿気でじめじめとし体調や食材が傷む時期、平安時代の貴族間で造花を飾った丸いたまに香りの植物を詰め、五色のふさを結び無病息災を願い贈りあうという風習があり、やがて、市中へと広がりをみせていきます
現在版ディフューザーとしても楽しめる玉です

玉の編み方は籠目紋様、魔を封じると古くから日本では言われています、吉祥紋様の一つです
使った色にも、結びにも意味をもたせました
ワークショップにお見えの皆さまの選ばれた紐は、紫。五行の中の紫(黒)は智を表します。
玉は青竹、青と黄色、これは仁と信。造花の花はピンク(赤)、黄色・白、で礼・信・義を意味しています
青は春の芽吹きから初夏を表し、陰陽の陽から陰へと変わります
紐は端午にちなみ、あげまき結び、弱点の背後の隙からも邪をはねのけ守り幸を呼び込むと言われています
結び目は四方、青龍・白虎・朱雀・玄武がお守りくださいます、、とたくさんの思いを込めてみました😊
この玉、ホタルの時期にホタル玉として、七夕の時期には七夕の飾りとしてもお使いいただけます